聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

「なぁ、2人はテストいつから始まる?」

「私は来週の火曜からだよ」

「俺も前田さんと同じ。金子はいつから?」

「来週の月曜。初日の1限から」

「あらま、朝イチからはきついねー」

「そして最終日の5限に終わる」

「朝で始まり、夜で終わるのか」

「そうなんだよぉぉ〜。なんで俺だけ期間長いんだよぉぉ〜」



泣きべそ顔で「教授の意地悪ぅぅ〜」と嘆きながらカレーを頬張る純次くん。


長期休暇の前に立ち塞がる避けたくても避けられない壁は、高校と比べて範囲が広く、期間も長い。

後期の試験は休み明けにすぐ始まるため、自習室は毎日満員状態。校内のどこを歩いていても、テストという単語が耳に入ってきている。


「来年度の履修登録は上手くいくといいね」と彼を慰め、ラーメンを平らげた。食器を返却して食堂を出る。

すると、「ってかさ」と純次くんが今気づいたかのような口ぶりで話を切り出した。



「照未ちゃん、今日スカートなんだね」

「ま、まぁね」

「珍しい〜。新しく買ったの?」

「うん。冬休みに友達と遊びに行った時に買ったの」