聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

肝心の恋愛は──。



「『恋愛 積極的に行動せよ』だって」

「良かったね……。私は、『高望みするな 己を磨け』だってさ……」



弱々しく笑い、肩を落とす暁子。

中吉にしてはやや厳しいコメントだけれど、現実を突きつけられたことよりも、隠れた胸の内を見抜かれたことにダメージを食らっている様子。


大丈夫だよ。今年は自分磨きに徹すれば、来年以降は暁子の良さをわかってくれる人に出会えると思うから。

傷心中の彼女を励まし、境内を見て回ったのだった。







授業が再開し、お正月ムードもすっかり薄れた1月の中旬。



「おーい、照未ちゃーん」



昼休み。食堂で席を探していたら、窓際の席に座っている純次くんに声をかけられた。

彼の向かい側には、清水くんの姿も。



「席探してるなら、ここどうぞ!」

「俺たちも今来たばかりだから」

「いいの? ありがとう〜」



素早く立ち上がり、荷物置きに使っていた椅子を空けてくれた。

「お邪魔しまーす」とラーメンを乗せたおぼんをテーブルに置き、リュックとコートを椅子の背もたれにかけて着席する。