聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース





年が明けた1月。早朝に近所のコンビニで暁子と落ち合い、高速道路と一般道路を乗り継いで神社へ向かった。



「うわー、多いね。行列ができてるよ」

「みんな考えることは同じなんだろうね」



午前中にも関わらず、駐車場の前は渋滞が発生していた。正月休み最終日なため、駆け込み参拝する人が多いのだろう。

係員の指示を受け、出入口付近のスペースに駐車。鳥居をくぐり、手水舎で手と口を清めて参道に並ぶ。



「願い事は決めてるの?」

「もっちろん! サンコーのハンサムジェントルマンと付き合えますようにってお願いするつもり!」



満面の笑みでガッツポーズを取る暁子に苦笑いを浮かべる。


高身長、高収入、高学歴、略して三高。

女性が結婚相手に求める理想の条件を意味し、数年前から耳にするようになった言葉。


理想を掲げるのは自由だけど、暁子の年齢だと、一回り以上離れた年上の人じゃないと、コンプリートは難しい気がする。

同世代なら、御曹司とか、実家が太い人とか、会社を立ち上げた人とか。