聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

ご神木の幹に触れてエネルギーを感じていると、枯れ葉を踏みしめる足音が聞こえてきた。



「あー、やっぱここにいた」



私を見つけたような口ぶりでこちらに近づく、パーマヘアの長身女性。



「久しぶりやね。元気しとった?」

「え、もしかして暁子(あきこ)……!?」



驚く私に「そうでーす」と暁子は白い歯を見せてニカッと笑った。

中高時代の友人で、6年間同じクラスでもあった暁子。バレー部だったので兄とも仲が良く、兄妹で親交が深い。



「髪伸びたねー。その長さ初めて見た」

「なかなか切りに行く時間が取れなくて。暁子は、髪染めた?」

「うん。髪色自由の職場だからさ。先輩に勧められて、ちょっと明るくしてみた」



波打った毛先を摘む暁子。

地毛の焦げ茶色も似合っていたが、トーンが明るくなったことで彼女の明朗快活な性質がより増して見える。

パーマは冬のボーナスで自分へのご褒美にかけたそう。