聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

へぇ、意外。色白さんだからてっきり苦手なのかと。あ、でも標高が高い山のほうが日焼けしやすいんだっけ。

お父さんとお母さんの言う通り、都会には色んな人がいるんだな。

くじを引く彼を眺めながら、地方との差を実感したのだった。







それから数日後。



「お兄さんと二人暮らしかぁ」

「いくつ離れてるの?」

「4つです」

「えっ。4つ上なら……」

「社会人?」

「はい。今年から社会人です」



イタリアンレストランの入口。食品サンプルが飾られたショーウィンドウの前にて。

アナウンサー風の上品な服を着た女性2人組に返答すると、案の定「えええ〜!」と驚かれた。



「お兄さん、よく許してくれたね」

「反対されなかったの?」

「されました。『なんで一緒に住まなきゃいけねーんだよ!』って。最初は一人暮らしするつもりだったんですけど、毎月2人分の支援をするのは難しいと言われてしまって……」