聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

「チームはこちらのくじで、二人一組になっていただきます」



いつの間にか話は進み、副部長の手にはくじ引きボックスが。

ついさっきまで戸惑っていた女子たちも、安堵したのか諦めたのか、くじを引いている。


今口を挟んだところで、雰囲気を悪くさせるだけだしな……。

腹をくくって彼の元へ向かい、箱に手を突っ込む。


……この状況下で幸運を示す数字が出るとは。物申すタイミングを逃した俺を嘲笑っているのか? だとしたらなんとも皮肉めいた運命だ。


7と書かれた紙を見ていると、すぐ近くにいた前田さんがやってきた。



「清水くんは何番だった?」

「7番」

「え! 私も7番だよ! また一緒だね〜!」



眩しい笑顔を浮かべると、俺と同じ数字が書かれた紙を見せてきた。

朝も一緒、昼も一緒、夜も一緒。
なるほど。ラッキーガールとペアになるよという意味か。それならまぁ悪くない。


全員ペアができたところで施設に移動した。



「では、ルールですが……」