お世辞だとわかっているので、今までは愛想笑いで受け流してきたけれど、同世代から言われたのは初めてで……。
「清水くんはお米何回すすいでる?」
「量にもよるけど、だいたい3回くらい。少し濁ってるくらいがいいって聞いたことがあるから」
米に視線を集中させる。
落ち着け、冷静になるんだ自分。彼女はただ、感じたことをそのまま口にしただけ。
帽子を試着した時と一緒。素直だから本音と建前の区別がないだけだ。
そう言い聞かせるも、胸のざわめきは収まらず。
無邪気も時と場合によっては心臓に悪いんだなと知ったのだった。
◇
日が暮れた夜。
心配していた雨は、さほど酷くはなく。お風呂から上がる頃には止んだため、予定通りキャンプファイヤーを行うことになった。
火を囲む形で輪になり、みんなで踊りつつ今日1日を振り返る。
「皆さま、本日は長旅お疲れ様でした。これから星空観察に移りたいところですが……」
「清水くんはお米何回すすいでる?」
「量にもよるけど、だいたい3回くらい。少し濁ってるくらいがいいって聞いたことがあるから」
米に視線を集中させる。
落ち着け、冷静になるんだ自分。彼女はただ、感じたことをそのまま口にしただけ。
帽子を試着した時と一緒。素直だから本音と建前の区別がないだけだ。
そう言い聞かせるも、胸のざわめきは収まらず。
無邪気も時と場合によっては心臓に悪いんだなと知ったのだった。
◇
日が暮れた夜。
心配していた雨は、さほど酷くはなく。お風呂から上がる頃には止んだため、予定通りキャンプファイヤーを行うことになった。
火を囲む形で輪になり、みんなで踊りつつ今日1日を振り返る。
「皆さま、本日は長旅お疲れ様でした。これから星空観察に移りたいところですが……」



