聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

「明日の天気はどうなってる?」

「今のところ、曇りのち晴れみたいです」

「ならなんとかいけそうだな。地面は湿ってそうだけど」

「今夜はてるてる坊主を作っておいたほうがよさそうですね」



彼らのいる場所に向かうと、西の空にドス黒い灰色の雲が出現していた。

サービスエリアのテレビで流れていた天気予報では晴れのち曇りだったけれど……山の天気は変わりやすいと言うしな。

あの色で降らないことはないだろうから、大雨にならないことを願おう。







大広間に荷物を置いて少し休んだ後、多目的室に向かった。


1回目のレクリエーションは、エチュード。

演劇業界では即興劇と呼ばれており、いわゆるアドリブでのお芝居。高校時代演劇部だった部長が企画したのだそう。


劇は幼稚園のお遊戯会しかやったことがなかったため、はじめは足を引っ張らないか心配だった。

だが、部長がお手本を見せてくれたり、先輩たちが率先して意見を出してくれたおかげで、肩の力を抜いて演じることができた。

テーマごとにグループも変えていたので、普段あまり話さない人とも交流ができたと思う。