聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

食欲をそそるワードが出てきて、唾液が分泌されるのと同時に口角が上がる。



「良かったら、今から行く?」

「いいの!? 私、お邪魔じゃない?」

「大丈夫。今日は俺1人だから。時間平気?」

「うん! 今日は午前で終わったから。バイトもないし」



何も問題ありません。そう言わんばかりに何度も大きく頷く。

お手頃価格の好物がすぐそこにある。行かないという選択肢はないでしょう。



「清水くんもラーメン食べるんだね」

「意外?」

「うん。健康志向そうだから控えてそうだと思ってた。一昨日も野菜切ってたし。何作ってたの?」

「ちゃんぽん。炭水化物苦手そうってよく言われるんだけど、普通に食べるよ。今朝も白ご飯食べてきたし」

「そうなんだ。ちなみに、何ラーメンが好き?」

「塩ラーメン。その次は野菜ラーメンかな」

「やっぱり健康的……!」



食べ物トークを繰り広げること十数秒。ラーメン店に到着した。

入口には看板と同じオレンジ色の暖簾がかかっており、太い字でラーメンと書かれている。