口にすると、「えっ」と目を丸くされた。
戸惑いの声が聞こえたが、時間も迫っているのでそのまま続ける。
「清水くんからしたら、私のことなんて、期間限定のお友達だと思ってるかもしれないけど……私は、嫌なの。卒業しても離れたくない。ただの同級生にも、ただのサークルメイトにも、なりたくない」
焦りからか、はたまた彼の反応に不安を感じたからか。あらかじめ準備していたセリフとはかけ離れた言葉が次から次へと飛び出す。
修正しないとと思えば思うほど、頭が真っ白になって。気づいたらカウントダウンが始まっていた。
脳内は、行き場を失ったセリフと、焦りと後悔が入り交じっていて、もうパンク寸前。
だけど、せめてこれだけは──。
「清水くんが好き。これから先もずっと、私のそばにいてください」
その直後、周りのお客さんが一斉に歓声を上げた。
前を向いたら、青く光っていた巨大ツリーが金色に発光していた。
眠気も吹っ飛ぶほど明るく、歩き回っていた人たちも足を止めて見ている。
「はい。僕で良ければ、よろしくお願いします」
戸惑いの声が聞こえたが、時間も迫っているのでそのまま続ける。
「清水くんからしたら、私のことなんて、期間限定のお友達だと思ってるかもしれないけど……私は、嫌なの。卒業しても離れたくない。ただの同級生にも、ただのサークルメイトにも、なりたくない」
焦りからか、はたまた彼の反応に不安を感じたからか。あらかじめ準備していたセリフとはかけ離れた言葉が次から次へと飛び出す。
修正しないとと思えば思うほど、頭が真っ白になって。気づいたらカウントダウンが始まっていた。
脳内は、行き場を失ったセリフと、焦りと後悔が入り交じっていて、もうパンク寸前。
だけど、せめてこれだけは──。
「清水くんが好き。これから先もずっと、私のそばにいてください」
その直後、周りのお客さんが一斉に歓声を上げた。
前を向いたら、青く光っていた巨大ツリーが金色に発光していた。
眠気も吹っ飛ぶほど明るく、歩き回っていた人たちも足を止めて見ている。
「はい。僕で良ければ、よろしくお願いします」



