聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

「綺麗だね」

「そうだね」



青く光るツリーを眺める。

去年は流し見していたので気づかなかったが、よく見たら、青、白、青、白とゆっくり交互に変わっている。


そうそう。季節もこんな感じ。

一日二日では実感はないけれど、気づいたら変わってて。そして、振り返る頃には一周している。


チラッと時計を見たら、あっという間に3分前。

一緒にいられる時間も、あとわずか。


まだまだ冬は続くけど、次の季節に移り変わる頃には──。



「清水くん」

「ん?」

「今日は、来てくれてありがとう」



横を向いて、感謝の言葉で切り出した。

心臓が早鐘を打ち始める。声も、一瞬途切れかけた。


でも、0時を回ってからだと、周囲の声にかき消されてしまうから。

言うなら、今しかない。



「いきなりだけど……私、清水くんとは、卒業しても一緒にいたいと思ってる」