聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

紙袋を両手で抱きしめるように持ち、「どういたしまして」と微笑む清水くん。

淡いブラウンのブランケット。手袋やネックウォーマーなどの防寒アイテムも候補に入れていたのだが、遭遇した際に身につけていたため、室内で使える物を選んだ。



「温かいプレゼントをありがとう」

「いえいえ! 喜んでもらえて良かったです」



食事を終えた後は、クリスマスマーケットへ。

雑貨屋さんを覗いたり、シャンメリーを飲んだり、ステージイベントを観覧したりと、隅々まで見て回った。



「時間大丈夫?」

「うんっ。今日は遅くなるって伝えてるから」



営業終了時間を迎え、会場を後にした。

時刻は23時を過ぎたところ。いよいよメインのイルミネーションを観に向かう。



「私は、赤かピンクかなぁ。清水くんは何色だと思う?」

「俺も赤かな。あとオレンジもありそう。元の色的に、同系色よりも反対色のほうが盛り上がりそうだし」



青白い電球をまとった木々の下を歩きながら、予想を膨らませる。

イルミネーションの点灯時間は夜の11時まで。だが、24日と25日は夜中の1時まで延長している。

サークルメイトから聞いた話では、0時のタイミングでクリスマスツリーの色が変わるらしい。