聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

最寄りのバス停に向かい、バスに乗車。途中から乗ってきた清水くんと合流し、レストランへ。



「いらっしゃいませ」

「予約していた前田です」

「前田様ですね。こちらへどうぞ〜」



ニコニコ顔の純子さんに案内されて、店内奥の2人掛けの席に座った。足元のかごに荷物を入れてコートを脱ぐ。



「予約してくれてありがとう」

「いえいえ。おっ、清水くんもクリスマスカラーだ」



黒いタートルネックに、深緑色のカーディガン。

グレーのチェスターコートを脱いだ彼からクリスマスを連想させる色が現れた。



「その系統の色は初めて見たかも。新しく買ったの?」

「うん。いつも似たような色ばかりだから。たまには違う色もいいかなって。最後だし。前田さんは、サンタをイメージしてる?」

「うんっ! 私のは普段から着てるから、あまり新鮮味はないけど」



鮮やかな赤のニットに、深い赤のチェック柄のロングスカート。ツリーカラーの彼とは対照的にサンタカラーを選んだ。

ちなみに上着は茶色のファーコートで、トナカイカラーを意識している。ちょっと欲張りすぎたかな。