聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

でも、ここで強引に誘ったら、彼の決意を踏みにじることになるから、グッと抑え込む。



「わかった。全部話してくる」

「ん。けどその代わり、来年からは俺も参加できるようにしてよ?」

「参加、とは……」

「逃げないように捕まえといて。あいつ、卒業と同時にフェードアウトしそうだからさ」



そう答えてチキンを口に運んだ純次くん。可愛らしい顔立ちに反して、かぶりつき方はワイルドな肉食獣。まぁ、ワンちゃんもお肉は食べるから、肉食チワワってところかな。



「進市のこと、よろしく頼みます」

「了解。抱きついてでも引き留めるね」



なんて冗談を返し、お腹いっぱいになるまで料理を堪能した。







純次くんに背中を押されてから、清水くんとの接触を試みた。

しかし、夏休み期間中だった前回とは打ってかわり、平日も休日もほぼ全滅。兄と誠さんを介してみても、なかなか時間が合わず。


いっそのこと、伝言を書いたメモを渡すか、アポなしで家に突撃するか……。


どちらを実行しようか悩んでいた矢先──。



「清水くん……っ!」