聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

肩を落とす私に強く言い切ると、はぁ、と純次くんは呆れたように溜め息をついた。



「照未ちゃん……進市のこと舐めてる?」

「えええ、いやいやそんなことないよ。尊敬してるよ」

「じゃあ、進市が今、どんな心境かわかる?」

「心境って、そんなの……」

「未だに苗字呼びされてる俺よりも、家族公認の仲の照未ちゃんなら絶対たどり着けるよ」



嫉妬丸出しな、無理難題にも近い問題を投げかけてきた。

普段通り接してるだけなのに敵対視されても困るよ。そう返しつつも、とりあえず考えてみる。



「うーん……」

「悩んでますねぇ。ヒントあげようか」

「お願いします」

「進市は転勤族です。友達ができてもすぐバイバイしてしまいます。寂しい寂しい寂しいよ〜! こんなことなら最初から割り切った関係でいいや!」



ヒントどころか、ほぼ答えを言っている。

といっても考察の段階だから、丸呑みにするのはダメだけど、仮にそうだとするならば──。



「この際だから言うけど……照未ちゃんは、進市のことどう思ってる?」

「どうって……好きか嫌いかって?」

「それもだけど……この先も仲良くしたいか、別にいいか」