聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

こっちに近づいてきてるから、私たちの注文品だとは思うけど……やけにニコニコしているのは気のせいかな?



「失礼します。こちら、日替わりランチです」



席に到着した彼女が、料理をテーブルに置いた。

写真通りのボリューム満点のハンバーグ。

お肉好きか、仕事好きか、単に愛想がいい人なのかなと思っていたら……。



「久しぶり、進市くん」

「お久しぶりです、純子(じゅんこ)さん」



ペコッと頭を下げ合った2人。

誠さんと似た色白の肌で、目元はやや丸みを帯びているものの、笑った顔はそっくり。

先ほど彼が話していた従姉妹のお姉さんだった。



「デート?」

「違うよ。ちょっと、気晴らしというか……」

「気分転換ですっ! 就活の、ストレス発散で来ましたっ!」



答えづらそうにする彼の代わりに声を上げるも、またもバカ正直に口を滑らせてしまった。



「すみません……」

「ううん。こちらこそいきなりごめんね。進市くんのお友達かな?」

「はい。前田 照未と申します。サークルが同じで……」