聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース





30分後に住宅街の入口で落ち合った私たちは、歩いてレストランへ向かった。


時刻はまもなく正午を回る頃。

店内は多くのお客さんで賑わっていたが、平日で比較的空いていたため、待たされることなく案内された。

2人掛けの席に座り、メニュー表を開く。



「決まった?」

「うん。大丈夫」



頷くと、清水くんはテーブルの端に置かれた呼び出しボタンを押した。

すぐに店員さんが駆けつけ、日替わりランチのハンバーグを注文。

運ばれてきたお冷でのどを潤していると、清水くんがふとキッチンの方向を向いた。



「そういえば……ここ、従姉妹のお姉さんが働いてるって聞いたような」

「えええ。従姉妹って、誠さんの兄弟?」

「うん。今は結婚して家出てるんだけど、お盆の時期に帰ってきてて。確かその時──」



すると、キッチンから台車を押して料理を運ぶ女性スタッフが出てきた。上段と下段には、先ほど注文した日替わりランチが乗っている。