聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

「買い物?」

「まぁ、ね。今日バーゲンセールのチラシ入ってたから、なんかないかな〜って。結局何も買わなかったけど」



含み笑いの彼に、作り笑顔で応対する私。

冷や汗が流れるのを感じて早口になってしまった。だが、チラシを見て訪れたのは本当だ。



「清水くんは、何か買った?」

「うん。ワイシャツを買った。バイトで毎回着てるんだけど、首元が黄ばんできて。漂白してもなかなか落ちなかったから」

「白い服の宿命だよね〜」



……もしかして、気づいていない?

いや、そんなはずはない。こうやって話している今も、視界に、私の後ろに映っているわけだし。

文字自体はそこまで大きくはないけれど、伊達眼鏡だから読み取れないことはないと思う。



「あと10分くらいで上がりだから、良かったら一緒に帰らない?」

「あぁ、うんっ。いいよ」



急なお誘い。一瞬躊躇いの声が出たのは、この後応募書類を書く予定だったから。

でも、久しぶりの再会だったので頷いてしまった。


近くのお店で時間を潰し、駐車場で落ち合う。