聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

就職活動を機に、改めて自分の人生を振り返ってみた。


まずは家庭環境。

楽観主義な父親とチャレンジ精神旺盛な母親との間に、中間子の長女として生まれた。

母が言うには、胎動が激しく、1日に何回もお腹を蹴っていたので、『おてんばちゃんになるかもしれんね〜』と父と2人で笑い合っていたらしい。


その予言通り、ハイハイ習得後は、家中を探検しまくる好奇心旺盛なベビーちゃんに。

最初はお姫様のように育てる予定だったそうなのだが、怪我防止のため、服はズボンばかりで。代わりにピンクの服やリボン柄の服を着せまくっていたと聞いた。


基本的に、やりたいことは自由にさせてもらっていた。


バスケは、やってみたいと言った翌日には教室を探してくれていて、その次の週には体験レッスンに参加していた気がする。

欲しい物もそう。なんでもかんでも買ってはもらえなかったけれど、誕生日プレゼントは毎年希望通りの物だった。


お小遣いも、入学祝いと卒業祝いで、月の分とは別にもらっていた。

その分お年玉は毎年半分回収されてたけど、勝手に使われることはなく、逆に積立貯金に回されていて。進学するタイミングで通帳を受け取った時、少し増えて返ってきた。