聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

しかし、大学では、一足早く春から選考が始まる。

夏から秋にかけて合否が出始めるため、この数ヶ月間は内々定ラッシュの時期とも呼ばれているんだとか。


来年……ちょうど1年後か。想像できないな。

1年前は、『10代最後、思い切り楽しむぞー!』って遊ぶことばかり考えてて。就活の「し」の文字も頭によぎらなかった。


今回は座談会ではなく、夏の出張番外編ってところかな。

私服参加可能と書いてはあるけれど、普段の服装だと絶対に浮くだろうから綺麗めの服を用意しておこう。







迎えた説明会当日。

清水くんと一緒にバスに乗って、花火大会の日にも訪れた駅へと向かった。



「照未ちゃーん、進市ーっ」



バスを降りたら、紺色のセットアップに身を包んだ純次くんを見つけた。

両腕を大きく振って存在をアピールする彼の元へ向かい、「おはよう〜」と挨拶を交わして落ち合う。



「ブラウス着てるじゃん。珍しい〜」

「純次くんこそ。ジャケット着てるの初めて見た」

「今日のために新調したんだ〜♪ 進市は……何か買い足した?」

「靴だけ。あとは普段着てるのを合わせた」

「ほぼ私服かよっ!」