聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

しゃがみ込んでワシャワシャと撫でまくる清水くんを苦笑いで見ているお兄さん。


色白のあっさりした薄めの顔立ちで、服装は上下白のジャージ。年齢は、私たちと同世代。20代前半くらい。

そして足元の、雑種の茶色いワンちゃん。

名前は2回しか耳にしていないが、元愛犬と似た響きだったので記憶に残っていた。



「はじめまして。進市の従兄弟の、誠といいます。同じサークルの方かな?」

「はいっ。前田 照未といいます。兄がいつもお世話になっております」

「お兄さんって……もしかして、お肉タオルの?」



久々に聞く言葉に吹き出しそうになりながらも、「はい。そうです」と頷いた。

なかなか帰ってこなかったため、様子を見に行くところだったそう。


チャコちゃんにも自己紹介し、そのまま3人と1匹で歩く。



「にしてもお酒くせぇな。何杯飲んだの」

「5杯!」

「5!? 何飲んだんだよ」

「焼酎です。お茶も一緒に飲んではいたんですけど、どれが何焼酎でしょうって、同級生とゲームしてたみたいで……」

「はぁぁぁ!?」