聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース





「皆さま、本日はご多忙の中お集まりいただき、ありがとうございました」

「これにて歓迎会は終了となります」



午後8時半過ぎ。部長と副部長の挨拶により、歓迎会が幕を閉じた。


例年通り、今年もピッタリ2時間。

基本的に2次会は行われないので、飲み足りない人は個別でコンビニやスーパーに寄ったり、仲間を誘って別のお店で飲み直したりすることが多いらしい。



「ではまた、連休明けにお会いしましょう。くれぐれも、飲みすぎには気をつけてくださいね」

「節度を守って、程よく楽しみましょう」



こちらも例年通りの注意喚起。

未成年の私には無関係だと、毎年話半分に聞き流していたけれど、今年はとても他人事とは思えず、身が引き締まる。



「では、解散!」



部長の号令で、部員たちが四方八方へと散らばっていく。

帰路に就く者、飲み直す者、中には恋人と会う人もいるだろう。


私の場合、今年も清水くんと2人で帰る予定だけれど──。



「まったく、どこで油売ってるのかと思ったら……」