聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

口に手を当て、小刻みに肩を震わせている。

1年半も前の出来事なのに、そんなに面白かったのか。私はただ親の言いつけを守っただけで、ウケを狙ったつもりはなかったんだけどな。



「ねぇ、笑いすぎ」

「ごめん……」



一向に震えが収まらず、また目尻に涙を溜めている。

一発バシッと背中を叩きたい衝動に駆られたけれど、あくまでもツボに入っているのは私の言動。

両親を馬鹿にしている様子は見受けられなかったので、口を尖らせるだけにしておいた。



「おやおやおや? なんだか秘かに盛り上がってますねぇ〜」



頭上から声がして顔を上げたら、グラスを持った林くんがニヤニヤした表情で私たちを見ていた。

私が戻ってこないから様子を見に来たのかと思ったが、視線は隣の、笑い上戸の友人に向けられている。



「何話してるの〜?」

「別になんでも……っ、くははっ」

「なんか、思い出し笑いしてるみたいで」

「思い出し笑いでそんなゲラゲラできんの!?」

「清水くんがツボに入るって珍しいよね」