聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

新入生と交流を楽しみつつも、同級生とあるあるトークに付き合っていたら、背後で襖の開く音がした。


 
「失礼しまーす。ボンジリ注文のお客様〜」



振り向いたら、おぼんに複数の料理を乗せた店員さんが立っていた。

おぼんごと受け取り、席を立って一品一品注文主に直接届けていく。



「レバーを注文した人〜、どこにいますか〜?」

「はーい、ここでーす」



最後の一皿になり呼びかけると、向かい側の奥の席に座る人物が手を振って返事をした。

食事と談笑に夢中になっている部員たちの後ろを歩いて反対側に回り、彼の元へ向かう。



「お待たせしました。はい、どうぞ」

「ありがとうございます」



律儀にお辞儀をし、料理を受け取った清水くん。


カーキのシャツに、髪の毛とお揃いの焦げ茶色のパンツ。前年に続き、アースカラーを使ったシンプルコーデ。

シャツは1年の頃に着ていたベージュのシャツと同じブランドで、色違いらしい。



「レバー、好きなんだね」

「食感が好きでさ。たまに買ってるんだ。金子が見たら共食いに思われそうだけど」

「あははっ! そういえば言ってたね! 私もスーパーに寄った時、値下げされてたら買ってるよ」

「スーパーって、あそこの?」

「うん。たまに寄り道するとこ」