聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

清水くんも、わかるわかると言わんばかりに何度も頷いている。

ハンバーグといったら、好きな肉料理ランキングではトップスリーに食い込んでるよね。今度から運ぶたびにドキドキしちゃいそう。



「進市はレバーな。栄養豊富ってところを知識豊富に置き換えてみた」

「なるほど」

「あと肝臓って、沈黙の臓器って言われてるし。物静かなところも共通してるなって」



ボーダーコリーの時とは打って変わり、真剣な面持ちで記入している。

寡黙で物知り。わかる。私たちと一緒の時はよく話しているけれど、サークルでは口数少なめだもんね。



「まぁ、こんな感じかな。次は進市な」



純次くんが清水くんの肩をポンと叩いた。


動物の私と、食べ物の純次くん。

私たちはなんとなく予想がつきやすそうなジャンルだったが、彼の場合、掴みどころがないため全く予想がつかない。


振り返ってみたら、あまり込み入った話ってしたことないかも。

好きな物も、動物とお祭りと自然。お顔にコンプレックスがある話は聞いたけど、趣味の話とか家での過ごし方はまだないなぁ。