コクコクと何度も頷くも、頭の中は「どうしよう」「ごめんなさい」の言葉が激しくループしていて、パニック状態。
危うく衝突するところを助けてもらったというのに。これじゃあ恩を仇で返すようなものだよ……!
「べ、弁償しますっ。それ、いくら?」
「いいよいいよ。セールで買った安物だし」
「だったらクリーニング代を……」
「いや、いいよそれも」
歩道の真ん中で、一歩も譲らない私たち。
清水くんは、「自分が引っ張ったせいだから」と遠慮しているけれど、汚れを目の当たりにしてしまった以上、何もしないわけにはいかない。
最終的に、私の口から出た言葉は──。
「なら、せめて洗わせて……!」
◇
「ただいま〜……」
玄関の鍵をそっと解除し、ドアの隙間から恐る恐る中を覗く。
「どう?」
「大丈夫。まだみたい」
危うく衝突するところを助けてもらったというのに。これじゃあ恩を仇で返すようなものだよ……!
「べ、弁償しますっ。それ、いくら?」
「いいよいいよ。セールで買った安物だし」
「だったらクリーニング代を……」
「いや、いいよそれも」
歩道の真ん中で、一歩も譲らない私たち。
清水くんは、「自分が引っ張ったせいだから」と遠慮しているけれど、汚れを目の当たりにしてしまった以上、何もしないわけにはいかない。
最終的に、私の口から出た言葉は──。
「なら、せめて洗わせて……!」
◇
「ただいま〜……」
玄関の鍵をそっと解除し、ドアの隙間から恐る恐る中を覗く。
「どう?」
「大丈夫。まだみたい」



