聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース

その場で5分ほど相談し、なんとか1500円以内に収めることができた。



「ありがとうございました〜」



会計を済ませ、店員さんに会釈してお店を出た。

時刻はまもなく19時を回る頃。完全に日は暮れており、空は真っ暗。

風は吹いていないものの、ひんやりした空気が素肌に触れて、思わず「さむっ」と身を震わせる。



「日差しがあるのとないのとでは全然違うね。マフラー欲しい」

「わかる。息も、この通り白いし」

「そろそろコートを準備しないとな」



身を縮こませて歩いていると、コンビニの出入口に置かれたクリスマスツリーが目についた。


白い枝木に、青を基調とした飾り。

ビルで見たツリーほどインパクトを感じないのは、サイズが小さいのと、外観の色合いと馴染んでいるからなのだろう。



「みんな切り替え早いなー。俺んちやっとハロウィン気分抜け出したってのに」

「先週までレジの横にカボチャ置いてたもんね」

「そういう季節物の飾りって、だいたいいつ頃飾ってるの?」

「イベントによるけど、月初めが多いな。ハロウィンは10月、クリスマスツリーは12月。2人は?」

「私は、大きいものは1ヶ月前からかな。サンタさんの小さい置き物なら、ちょうど昨日飾ったよ」

「俺も前田さんと同じ。ツリーも下旬頃に飾ってる」