聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース





散策と写真撮影を終えて山頂を出発した俺たちは、道の途中にある神社に立ち寄った。

参拝を済ませ、社務所で御朱印をもらう。


神社仏閣を訪れた際は参拝とおみくじ、御守りを買うだけという人も多いだろうが、俺は毎年書いてもらっている。

旅の記念にもなるし、地域特有の文化を感じられるし。今回みたいに遠方にあるところだと、気軽に足を運べないから。


御神木の下に移動し、新しく書いてもらった御朱印を眺めていると、前田さんの口から「はぁ……」と小さい溜め息が漏れ出た。



「清水くんは、神社って毎年どのくらい行ってる?」

「そうだなぁ。今年は帰省してないから、2箇所だったかな。ここ合わせたら3箇所になるけど」

「やっぱりそれくらいだよねぇ。私はね、ここで27箇所目」



御朱印帳を握りしめた彼女が、再び溜め息をつく。

27なら、1ヶ月に2箇所以上は訪れている計算になる。



「年末年始とお盆に帰省した時に、友達に連れられて、あちこち回ったの。1度行ったことのあるところが多かったんだけど、神様が怒ってないかなって」

「まぁ、確かに多いほうではあるね。でも、ちゃんとお参りしてるなら大丈夫だと思うよ」