となりで喋っている女の子たちの会話に、ん? と反応する。


白樺くんてあの白樺くん? 秀才ってどういうこと?

どちらかというと、不良なんじゃ……と掲示板に顔を戻した私は、


「ええええっ!」


ものすごい衝撃に襲われた。

刹那くんが1位のことよりも。私が5位だったことよりも。


「2位!?」


だって、2位のところに”白樺凰雅”って書かれていたから。

どういうこと? サボって昼寝ばかりしている彼が2位って。

すると、目線の対角線上にちょうど白樺くんがいて。


「えっ、」


こともあろうか私と目が合い、軽く眉を上げると、こっちに歩いてきた。

え? え? 私。

思わずあたりをキョロキョロすると、