闇夜ヨルの恐怖記録 1

「今日もダメ!」


ミハルは出来上がったケーキを試食することもなく、ゴミ箱に投げ入れた。


肩で荒く呼吸を繰り返してゴミ箱を睨みつける。


どうして作れないの。


魔法のケーキは私のものなのに!


ミハルは頭を抱えてその場にうずくまったのだった。