調子の乗ったミハルはそのままの勢いでデコレーションに入った。


定番のイチゴを初めとして、ラスベリーやブルベリーを飾っていく。


適当に置いていくだけじゃなくて、ちゃんとカットしたときの配置だって考えている。


ものの10分ほどですべての作業は終わった。


「ベリーベリーショートケーキの完成よ!」


ミハルの前には、まるで魔法にでもかけられたかのような、美味しそうなケーキができていた。


「さすがミハルさん!」


「美味しそう!」


「素敵ですね!」


3人からの感想にミハルは胸をそらしたのだった。