でもその怖さはすぐに一変する。
「美来……俺の女神。俺はお前の下僕になっても良いって言っただろ? お前が泣くようなことにならないようにしてぇんだよ」
「……」
あたしが泣くことにならないようにという銀星さんの気持ちは素直に嬉しい。
……うん、前までだったら考えられないほど優しい笑みを向けられて物凄い違和感があるけど、嬉しくは思う。
でも、その女神って本当に何なんだろう?
下僕とかいらないから、流石にそれは止めて欲しい。
「は? 女神? 下僕?」
案の定近くで会話を聞いていた幹人くんが困惑する。
でもあたしもどうして銀星さんがこんな風になっちゃったのか分からないから、説明しようがないよ。
「だから、早く学校向かえ」
戸惑う幹人くんは無視して、銀星さんは真剣な表情になって続ける。
「多分今頃お前らの学校大変なことになってるだろうからな」
「……あっ! 稲垣さん!」
そこまで言われて思い出す。
橋場から逃れる方を優先していたから少し忘れかけていたけれど、元々こうして連れて来られたのは《月帝》と《星劉》を対立させたい稲垣さんが画策したからだ。
あたしがいなくなれば、それぞれのチームが対立して一般生徒も巻き込んで抗争に近い状態になるとか……。
そんなことさせるわけにはいかない。
「美来……俺の女神。俺はお前の下僕になっても良いって言っただろ? お前が泣くようなことにならないようにしてぇんだよ」
「……」
あたしが泣くことにならないようにという銀星さんの気持ちは素直に嬉しい。
……うん、前までだったら考えられないほど優しい笑みを向けられて物凄い違和感があるけど、嬉しくは思う。
でも、その女神って本当に何なんだろう?
下僕とかいらないから、流石にそれは止めて欲しい。
「は? 女神? 下僕?」
案の定近くで会話を聞いていた幹人くんが困惑する。
でもあたしもどうして銀星さんがこんな風になっちゃったのか分からないから、説明しようがないよ。
「だから、早く学校向かえ」
戸惑う幹人くんは無視して、銀星さんは真剣な表情になって続ける。
「多分今頃お前らの学校大変なことになってるだろうからな」
「……あっ! 稲垣さん!」
そこまで言われて思い出す。
橋場から逃れる方を優先していたから少し忘れかけていたけれど、元々こうして連れて来られたのは《月帝》と《星劉》を対立させたい稲垣さんが画策したからだ。
あたしがいなくなれば、それぞれのチームが対立して一般生徒も巻き込んで抗争に近い状態になるとか……。
そんなことさせるわけにはいかない。



