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怜美の両親は2人とも医療関係の仕事をしていた。


母は看護師。


父は薬剤師だ。


2人は同じ病院に勤めだして初めて出会い、恋に落ちた。


そして怜美が生まれたのだけれど、2人は押さない頃からの夢をかなえていることもあって、ことあるごとに怜美の将来の夢について質問をしてくる。


まだ小学生の怜美からすれば、そんなの後からついてくるものなんじゃないの? 

と、考えているのだけれど。


両親曰く、早く夢尾w見つけて、それに向かって努力を始めれば叶う可能性は高くなるのだそう。


確かに、銃運日期間が長ければ長いほど有利なのかもしれない。


「だからって簡単に夢なんて見つからないけどねぇ」


怜美は欠伸をかみ殺して呟く。


「怜美おはよう!」


校門を入ったところで後ろから声をかけられて振り返ると、同じクラスの雪が走ってやってくるところだった。


「あれ、今日は雪も早いんだね」


「今日私は日直だもん。朝は花壇の水遣りもしなきゃ」


そうか、今日の日直は雪だったんだ。


「それなら私も手伝うよ」


怜美はそう言って雪と一緒に校舎裏へと向かったのだった。