息を詰まらせていると、鋭い目が何度か瞬き見開かれる。

「……あれ? ……えっと、倉木? ……さん?」

「あ、うん。……おはよう」

 何と言えばいいか分からず、朝の挨拶をしてみる。


「やっと起きたか。じゃあ次はどうする? もう一つ大人しめなアトラクション乗るか? それか昼飯? ちょっと早いけど」

 工藤くんが提案すると、美智留ちゃんが「あたしはどっちでもいいけど」と答える。


 さくらちゃんもどっちでもいいと言い、沙良ちゃんはお腹空いたからお昼にしようと言う。

「えーもう一つくらい乗ろうぜ?」

 と言うのは小林くんで、花田くんは。

「丁度昼の時間だと混むし、今食べた方がいいかもね」

 と言う。

 あたしも花田くんと同じ意見だ。