「さて、いよいよ本番。メイクするよ」
切り替えるようにパン、と手を叩いてから準備をする。
化粧品類を並べ、とっておきの化粧筆も用意する。
この化粧筆は高校入学祝いにってお母さんが買ってくれたんだ。
もう、文字通り飛び跳ねて喜んだよ。
しかもスポンジとは全く違う化粧ノリに感動して泣きそうになった。
化粧が崩れるから泣かなかったけれど。
そうして準備を終えると改めて日高くんの顔を見る。
乾燥はしていない。
脂ぎっているところもない。
他に気になっているところは眉だけど……。
「眉の余分な毛、抜いても良い?」
「はぁ!? 痛い事するとは聞いてねぇぞ!?」
と両手で眉をガードされた。
仕方ないので目立つ部分だけ剃らせてもらうことにする。
切り替えるようにパン、と手を叩いてから準備をする。
化粧品類を並べ、とっておきの化粧筆も用意する。
この化粧筆は高校入学祝いにってお母さんが買ってくれたんだ。
もう、文字通り飛び跳ねて喜んだよ。
しかもスポンジとは全く違う化粧ノリに感動して泣きそうになった。
化粧が崩れるから泣かなかったけれど。
そうして準備を終えると改めて日高くんの顔を見る。
乾燥はしていない。
脂ぎっているところもない。
他に気になっているところは眉だけど……。
「眉の余分な毛、抜いても良い?」
「はぁ!? 痛い事するとは聞いてねぇぞ!?」
と両手で眉をガードされた。
仕方ないので目立つ部分だけ剃らせてもらうことにする。