規制アプリ

クルクルダンスをしながら。


窓の近くまで来ても、ダンスをして外を見つめる。


その瞬間、蕾の足が机の脚に引っかかっていた。


体のバランスを崩した蕾は咄嗟に手を伸ばして窓のサンに触れる。


しかし、体は更にダンスしようとして、上半身が外へせり出してしまった。


「そんなに窓から乗り出したら、危ないよ?」


あたしは笑顔で忠告する。


蕾は大きく目を見開いてあたしを見つめる。


体はジャンプしようとして跳ね上がる。


「あっ……!!」


誰かが小さく声を発したその瞬間、蕾の体は窓の外へと飛び出していた。


「キャアア!!」


誰かが悲鳴を上げて、教室内がパニックになる中、あたしは窓の外へと視線を向けた。


無力な蕾が落ちていく。


3階はそれほど高くないはずだけど、下はコンクリートだ。


蕾が落下した瞬間パッと血の花が咲いた。


それは一瞬伊代とダブり、そして消えていった。