真夜中のサイコパス

「私の願いを叶えるために?

私は優子を傷つけることを望んでいない!

優子は私の大切な友達なのに!」


「そんなこと私には関係ない。

私にとって大切なことは恋敵から好きな人を奪い取ること。

それ以外のことは、すべてが目的を叶える手段だ」


「違う……。

あなたは間違っているよ。

好きな人と結ばれるのは素敵なことだけど、そのためにたくさんの人を不幸にしていいわけないでしょ。

親友を裏切ってまで叶えた夢になんの意味があるの?

そんなの悲しいだけだよ。

本当に悲しいだけだよ」


「それはお前の本心か?

私はお前が私を呼び出した教室で、お前の別な思いを感じていた。

『ズルしてでも恋に勝ちたい。

平凡な私でも夢を叶える力が欲しい』って。

私は知っているんだ、有島咲良。

それがお前の本心だ」