「犯したい」 綺麗な顔が、私をじっと見つめてそう言った。 日付が変わった、この瞬間。 花火が私たちをからかうように、白色で包み込む。 「……こんなはずじゃなかったけどね?」 その腕は私の肩をやさしく抱き寄せ、 その顔はだんだんと近づいてくる。 もう1cm先には、君の艷やかな、唇。 今にも飛び出しそうな心臓をおさえ 私は息を吸って────