病んでる僕と最強の勇者たち

「シェーラ姫、ブライアンが気絶したので、私が話を伺おう。

私たちはここにいる明彦に頼まれて、ベルミータ国を助けにきた。

ベルミータ国を覆っている黒い雲を私たちも見ている。

これだけの広大な空を黒い雲で包み込むとは、恐ろしいほど強い魔力だ。

闇の魔王、ダーギルとは、いったいどんな魔法使いなのだ?」



ブライアンとリリーがバタバタしていて、まとまりがないときでも、マギーだけはいつも冷静で頼りになる。



そして、そんなマギーは美しい容姿も魅力的で、きっとモテるに違いないと僕は心の中で思っていた。



赤髪のショートボブに、意思の強そうなきれいな瞳。



それに体にフィットしている赤と白の戦士っぽい服は、マギーの国宝級の大きな胸をより一層、際立たせていた。



そんな特徴的な外見からも、マギーは一目見ただけで印象に残る美少女だった。