僕がそう言うと、ブライアンは僕に興味を示し、笑いながら話しかけてきた。



「お前、おもしれぇな。

その転生って何だ？

明彦はこの世界の人間じゃねぇのか？」



「話せば少し長くなるけど……。

僕は元々、この世界の人間ではないわけで……」



「わけありか？

ますますおもしれぇ！」



僕のブライアンの第一印象は、フレンドリーな楽しい人だ。



この人となら、きっと最強のパーティが組めるはずだ。



「よし、明彦がやりたいことはオレにもわかった。

それじゃ、明彦にオレの仲間を紹介してやる。

そいつらもオレほどじゃないけど、相当強いぜ」



「本当に？

ぜひ、会いたいよ！」



僕はブライアンが紹介してくるその人が、きっと最強の魔法使いと最強の剣士であるような予感がしていてた。



僕はすべてが好転していくこの展開が本当にうれしくて、ひとりでに笑みがこぼれていた。