病んでる僕と最強の勇者たち

「ブライアン。

僕はブライアンの強さに憧れるよ。

ブライアンの電光石火の剣は本当にすごくて……。

ブライアンは本当に強い最強の勇者で……。

僕は絶対にブライアンのことを忘れないね。

どんなことがあってもブライアンのことを忘れないね!」



僕はブライアンにそう言うと、今度はリリーに目を向けた。



「リリー。

僕はリリーに何度も励まされたよね。

リリーの魔法は本当にすごくて、僕はリリーの魔法が世界最強だって思ってる。

何かつらいことがあったときは、リリーのことを思い出すよ。

リリーのことを決して忘れないように、何度も何度も、リリーのことを思い出すよ!」



僕はリリーにそう言うと、今度はマギーに目を向けた。



「マギー。

僕はマギーの心の強さを尊敬している。

マギーの一撃必殺の剣は本当にカッコ良かった。

マギーの剣にはいつも信念がこもっていたから。

僕が何かにくじけそうなときは、僕はマギーの心の強さを思い出すよ。

マギーを忘れないように、何度でもマギーを思い出すよ!」



僕がみんなに僕の思いを告げたとき、ブライアンが笑顔でこう言った。



「泣くな、明彦。

オレたちはきっとまた会える。

それまでの間のちょっとしたお別れだろ」



ブライアンはそう言うと、僕にカッコつながら右手の親指を立てて見せた。