「ブライアン、女に甘過ぎる性格を変えないと、これからも苦労するぞ。

戦場に女がいないとは限らない。

どんな相手であっても敵を斬らねば、自分が殺られる。

それが私たちがしている戦いだ」



マギーはどんなときでも、サバサバしていて男らしい。



それなのに、どうして神様はマギーにこんなにも大きな胸を与えたのか?



ブライアンは生物の神秘を思いながら、マギーに話しかけていた。



「マギーはいつも厳しいな。

でもオレは、そのマギーの厳しさが好きだぜ」



「私も仲間として、ブライアンが好きだ。

でも、一人の男としてのブライアンは御免こうむる」



「そんなとこまで厳しいんだな。

マギーに恋人ができたら、相手は苦労するぜ」



「大きなお世話だ。

そんなことより、回復魔法で早く体力を回復させるのが先決だ。

ドロレスは私に任せろ。

私がドロレスを倒してやる!」



マギーがそう言うと、ドロレスは声を上げて笑い、マギーにこう言った。



「あなたごときがこの私を倒すですって?

自分の実力を知らないって、悲しいことね。

今から私があなたに残酷な現実を教えてあげるわ」