病んでる僕と最強の勇者たち

「シェーラさん、僕の仲間はとっても個性的だけど、本当に強くて、頼りになる人たちなんだ。

だから、安心して。

僕たちのパーティが、必ずベルミータ国を救うから」



僕がそう言うと、シェーラにも笑顔が戻り、シェーラは僕にこう言ってきた。



「ありがとうございます、賢者様。

賢者様が連れてきてくれた心強い仲間たちに感謝します。

もしも賢者様たちがベルミータ国を救ってくれたあかつきには、国を挙げての盛大なパーティーを開きます。

私たち、ベルミータ国の国民は、いつ来るかわからない夜明けを待っています。

ベルミータ国に日の光が差すそのときを」



「シェーラさん、僕たちはベルミータ国のために、全力で戦うね」



「ありがとう、賢者様。

そう言ってもらえると心強いです」



シェーラがそう言って、美しい顔に笑みを浮かべたとき、僕はドキリとして、息が詰まった。



そして、その一瞬の些細な出来事をリリーは決して見逃さなかった。