「え? 朔くんは嬉しくないの?」


「んー、ちょっと残念?」


「な、なんでっ……」


「なんでって、そんなの当たり前じゃん」


俺は背後から小春を抱きすくめた。


「ひゃっ……」


「小春と2人っきりの時間が終わっちゃうから」


頭一つ分、俺より小さい小春。


そのまま首に顔をうずめ、唇を押し当てた。


「ひゃあっ……」


そんな可愛い声出しやがって。


風呂上がりの体温とシャンプーの匂いが、俺の理性を崩しそうになる。


まだ昼間だけど、今すぐソファに押し倒したい衝動に駆られる。


「あー、やべえ」


「朔、くんっ……」


俺の体の中にすっぽり埋まる小春は、小さくて壊れちまいそうだ。