もし、梓のお爺ちゃんの話しが本当なら、悪魔山は本当の悪魔としての意識を持ち始めたのだろうか。


その結果、ソレが誕生した……?


考えて、ゾクリと背筋が寒くなった。


ソレは悪いことばかりするワケじゃない。


母親の願いを叶えてくれた。


「友里、悪魔山に行ったんじゃないよね?」


梓のその質問には、答えることができなかったのだった。