渋々、あるだけのナプキンをナイロン袋に入れて持ち帰っていた。


課題をしていても、家事をしていても、ソレのご飯のことが気がかりだった。


「今日は私が作ってやるよ」


キッチンへ立った時にそう言われて、驚いて振り向いた。


そこにはエプロンを付けた叔母が立っていたのだ。


あたしは戸惑い、棒立ちになる。


「邪魔だよ、どけな」


そう言って体を押されて、ようやく横によけることができた。


昨日の事を気にしているのかもしれない。