「いやっ…!」 残り僅かな体力で抵抗するけど、それはなんの意味もなさなかった。 私の顔から話された手は代わりに私の両手を拘束している。 何度も抵抗するのにビクともしない。 今頃、『妖華』のメンバーは私が偽物の姫になった時一度だけ入らせてくれた倉庫で 本物のお姫様と楽しい時を過ごしているのだろうか。 大事に大事に護られているお姫様は私の存在を知っているのだろうか。 考えたところで答えは出ないけど。 何となく何も知らないんだろうなと思う。