私はこの地区一帯を取り仕切る支配者と呼ばれる暴走族、『妖華』の姫だったりする。 だけど、それは偽物で本物の姫は私の他にいる。 私はふわふわして可愛らしい姫を守る為の身代わりでしかない。 『妖華』のみんなから寵愛される本物のお姫様は、まるで籠の中の鳥のよう。 だけど、幸せそうで 私もその鳥籠の中に入ってみたいと思った。 だけど、それが間違っていたんだと思う。 所詮、血の繋がった親からも愛されなかった私が愛されようなんて烏滸がましいことだったんだ。