「そうかもね。お役目ってやつかも。 だって僕は杏珠だけの神様だから。」 それは私が数分前にした質問の答えだった。 正直、ふざけているんじゃないかと からかっているだけだろうと 思った。 「うぅ…」 涙が私の頬を伝う。 私はユナの言葉を何故かすとんと受け入れてしまっていた。 「ずっと、探してた。僕だけの天使。」