ここでようやく冒頭に戻る。 「貴方はだれ?」 いつの間にか口からそう出ていた。 「僕は…神だよ」 目の前の青年の答えに口がぽかんと空いてしまう。 冗談かと笑い飛ばそうにも、目の前の青年は真剣な目をしていてとても嘘をついているようには見えない。 それに何より、私はその青年の答えに驚きながらも心のうちでは何故か納得してしまっていた。 「何の神様なの?」 「…………」 次の私の問いかけに青年は眉根を寄せ、口を開かない。